世界大百科事典(旧版)内のクレジット・コインの言及
【クレジット・カード】より
…クレジット・カード自体は有価証券ではないが,それと同等の効果を発揮するうえ,最近では決済機能のほかに金融機能(キャッシュ・ローン・サービス)を有したり,身分証明手段として利用されるなど,用途の幅が広がってきている。クレジット・カードの歴史は20世紀初めアメリカにおいて百貨店が発行したクレジット・コインに始まり,1920年代に入って現在のようなカードの形をとるようになったといわれるが,本格的な事業の確立は50年にダイナース・クラブ社Diners Clubが創業し,多目的に使用可能な3者間カード方式を採用してからであるといえよう。この種のカードはホテルやレストランなどを中心に,旅行や接待に多く用いられたことから,T&E(travel & entertainment)カードと呼ばれた。…
※「クレジット・コイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」