世界大百科事典(旧版)内のクンペーンの言及
【クンチャーン・クンペーン】より
…拍子木を叩きながら講釈するセーパー形式の韻文で,ラーマ3世時代(1824‐51)に完成した。武芸呪術に長じた眉目秀麗な武人クンペーンと禿頭で容貌醜悪ながら巨富のクンチャーンが,運命にもてあそばれる妖艶な美女ワントーンを奪いあう三角関係を中心に物語は展開する。荒唐無稽な部分もあるが,中世タイの風俗を克明に伝えており,主役が王族でないことも異色。…
※「クンペーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」