《グスマン・デ・アルファラーチェ》(読み)ぐすまんであるふぁらーちぇ

世界大百科事典(旧版)内の《グスマン・デ・アルファラーチェ》の言及

【アレマン】より

…1608年愛人と共にメキシコに渡り,そこで客死した。代表作は,17世紀のスペインで最もよく読まれた二部作《グスマン・デ・アルファラーチェGuzmán de Alfarache》(1599,1602)であるが,これはいわゆる〈悪者小説(ピカレスク)〉の典型と目されるもので,ピカロ(悪者)たるグスマンがスペインとイタリアを舞台に,狡知と悪徳の限りをつくして繰りひろげる冒険を自伝風に連ねたものである。作品の根底にある原罪意識と,主人公が最後に前非を悔いて真のキリスト教徒になるところから,これを当時の反宗教改革の理念の文学的表現とする解釈が,現在では最も有力である。…

※「《グスマン・デ・アルファラーチェ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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