リンゴ病(読み)りんごびょう

百科事典マイペディア 「リンゴ病」の意味・わかりやすい解説

リンゴ病【りんごびょう】

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルス感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生じ,鮮紅色で,チョウの形をなし熱感がある。通常1週間ほどで消失する。特別な治療法はなく,対症療法を行う。

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世界大百科事典(旧版)内のリンゴ病の言及

【伝染性紅斑】より

…一般に〈りんご病〉,欧米では〈slapped cheek disease〉といわれる発疹性疾患で,ウイルスの感染によって起こると推測されているが,病因は現在不明である。年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。…

※「リンゴ病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」