世界大百科事典(旧版)内のグダンスク協定の言及
【ポーランド】より
…1980年8月労働者の抗議ストが全土を覆い,政府は譲歩を迫られた。スト労働者との間に結ばれたグダンスク協定は国家と社会の二元体制,すなわち一方における党の指導的役割と,他方における労組活動の自由を定めており,以後15ヵ月間擬似憲法的役割を果たした。これに基づき設立された自主独立労働組合〈連帯〉(略称NSZZ“Solidarność”)はたちまちのうちに950万の組合員を獲得し(委員長ワレサLech Wałęsa,1943‐ ),農民組合,学生連合,その他の自立的社会組織の成立を促した。…
※「グダンスク協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」