世界大百科事典(旧版)内のグプタ様式の言及
【仏像】より
…ストゥーパに従属していた仏像が,本尊としての地位を獲得するようになったのもこの時代である。グプタ様式の造像は帝国の領域内のみならず,同盟関係にあったバーカータカ朝治下のアジャンターなどデカン北部にも及んだが,その中心はマトゥラーとサールナートで前者は5世紀前期から中期に,後者は5世紀末期に最盛期を迎えた。この両者の作風はインドはもとより東南アジアや中央アジアにも多大の影響を及ぼした。…
※「グプタ様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」