グラス・ルーツ・ロビイング(読み)ぐらするーつろびいんぐ

世界大百科事典(旧版)内のグラス・ルーツ・ロビイングの言及

【圧力団体】より

…圧力団体活動の第4の側面は,世論に対する働きかけである。大衆デモクラシーの確立,マス・メディアの発展,市民意識の向上といった事態は,圧力団体の目的達成のために世論の理解を求め,さらにその支持の動員をはかることの必要性と有効性を高めてきたのであり,このような対世論活動は,間接的ロビイングとして,議会や政府に対する直接的ロビイングと対比され,またその大衆志向性のゆえに〈グラス・ルーツ・ロビイング〉とも呼ばれている。
[日本の圧力団体の特徴]
 先進工業民主国に共通の現象である圧力団体現象も,その現実のあり方は,国ごとに異なっている。…

【ロビイング】より

…20世紀初頭までは,このような活動の主対象は立法府であり,〈ロビイング〉という語も,議会のロビーlobby(議員が院外者と面会する控室)で議員に対して行う〈圧力活動〉を意味する語としてアメリカで用いられはじめたのであるが,その後,行政府が,ロビイング活動の主要目標としての重要性を急速に高めてきた。さらに最近では,世論の理解を求め,その支持の動員をはかる目的での圧力団体の対世論活動の活発化が顕著であるが,この種の圧力団体の活動は,間接的ロビイングとして,立法府や行政府を対象とする直接的ロビイングと対比され,またその大衆志向性から〈グラス・ルーツ・ロビイング〉とも呼ばれている。このようなロビイング活動の担い手としての役割を演じるのが,〈ロビイストlobbyist〉にほかならない。…

※「グラス・ルーツ・ロビイング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む