グラール,J.(読み)ぐらーる

世界大百科事典(旧版)内のグラール,J.の言及

【ブラジル】より

…このことは,地域主義的・個人主義的原理に基づいて組織されてきた政治制度が,工業化の進展にともなうブラジルの新しい社会状況に対処しえなくなったことを意味している。
[軍事政権と権威主義体制]
 1961年に大統領となったPTBのジョアン・グラールJoão Goulart(1918‐ )は,政府の支持基盤を広げるために労働者・農民を動員したが,左翼勢力の部内浸透とキューバ型革命の勃発を恐れる軍部が,64年3月31日にクーデタを起こし軍事政権を樹立した。ブラジルの軍部は早くから専門職業化が進み,第一共和政の時代以来文民政治の後見人のような役割を果たしてきた。…

※「グラール,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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