世界大百科事典(旧版)内のグース,E.の言及
【マザーグース】より
…この俗称の起源は,1765年ころニューベリーJohn Newberyが出版した童謡集《がちょうおばさんの歌Mother Goose’s Melody》にあるといわれる(この書名には1697年に出版されたフランスのC.ペローの童謡集の副題《がちょうおばさんの物語Contes de ma mère l’Oye》の影響があるだろう)。18世紀初頭のボストンで孫たちに童謡を教えたエリザベス・グース夫人の名まえに由来するというアメリカの俗説もある。日本では,北原白秋(《まざあ・ぐうす》1921)から谷川俊太郎(1975)に至る翻訳によって,〈マザーグース〉の呼称が定着した。…
※「グース,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」