世界大百科事典(旧版)内のケイナイヤツの言及
【居候】より
…非親族的成員の多くは契約にもとづく奉公人,名子(なご),番頭,丁稚(でつち)などであったが,これ以外にも居候とよぶ同居人がある。居候とは多くの地方で不意の食客を意味し,カンナイド,ケンナイド,ケイナイヤツ,ケナイドなどの民俗語彙でよばれていた。ケはハレに対する日常の意味であり,とくに大和地方ではケナイドは〈招かざるに来て食事などをする客〉の意味であり,ここでは居候の存在は喜ぶべきものではなかった。…
※「ケイナイヤツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」