世界大百科事典(旧版)内のケイ酸塩スピネルの言及
【高圧鉱物】より
…このような超高圧高温実験技術を駆使して,地球の上部マントルを構成する主要な造岩鉱物として知られるカンラン石,輝石,ザクロ石は,それぞれ以下の順序で下記の高圧鉱物に転移することが確定された。すなわち,カンラン石(Mg,Fe)2SiO4は地下約400kmの深さで変型スピネル相に,また,500~550kmの深さでケイ酸塩スピネル相に転移する。このスピネル相も,650~700kmの深さで(Mg,Fe)SiO3のペロブスカイト相と岩塩構造の(Mg,Fe)Oに分解する。…
※「ケイ酸塩スピネル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」