けさう(読み)けそう

世界大百科事典(旧版)内のけさうの言及

【化粧】より

…日本では,古墳時代の埴輪(はにわ)の両ほおや額,あごなどに赤を用いて左右対称の文様を彩色しているが,《日本書紀》には火須勢理(ほすせり)命が弟の火遠里(ほおり)命に恭順の意を表すために赤色の土を顔やたなごころに塗ったとあり,赤には恭順服従の意味があったらしい。【鍵谷 明子】
【歴史】

[日本]
 化粧は仮粧とも書き,〈けしやう(けしよう)〉〈けさう(けそう)〉〈けはひ(けわい)〉などと呼んだが,時代によって意味する範囲が多少異なっていた。平安初期以後の文学作品に見られる〈けしやう〉〈けさう〉は,紅,白粉(おしろい),鉄漿(かね)をつけることから身づくろいまでを含む広い意味をもっていた。…

※「けさう」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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