世界大百科事典(旧版)内のケスービームの言及
【旧約聖書】より
…聖書本文の保持伝承のために,マソラ学者と呼ばれる人々が早くから努力を重ね,後代よい写本を選んで本文を校訂し,必要な注記を欄外に加え,死語となったヘブライ語で本文を正しく読むことのできるように,子音字で書かれている本文に母音符号を添え,今日マソラ本文と呼ばれる原典が7世紀以降に完成した。原典は24巻から成り,〈律法(トーラー)〉,〈預言者(ネビーイーム)〉,〈諸書(ケスービーム)〉の3部に分かたれている。この配列は,ユダヤ教団における正典化の順を示している。…
※「ケスービーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」