世界大百科事典(旧版)内のケミカルミムの言及
【原子炉材料】より
…この挿入の程度を調節して原子炉の起動・停止あるいは出力の調節を行う。また,加圧水型炉では,冷却材中にホウ酸を入れ,その濃度を調節することによりホウ酸中のホウ素の中性子吸収を利用して制御をするケミカルミムと呼ばれる方法も使われている。可燃性毒物とは,ガドリニウムのように中性子吸収が大きく,しかも中性子を吸収すると中性子吸収の小さい物質へ変化していくものをいう(なお,原子炉でいう毒物とは,中性子を吸収し炉の反応を抑える物質をいう)。…
※「ケミカルミム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」