世界大百科事典(旧版)内のケントロゴンの言及
【フクロムシ(囊虫)】より
…宿主に達すると,その体表に生えている剛毛の根もとにかぎ状をした第1触角でつかまり脱皮をする。このとき,胸部と腹部は捨てられ,残った頭部は細胞の塊になり,キチン質の膜に包まれたケントロゴンと呼ぶこの類に特有な幼生期となる。やがて,ケントロゴン幼生の前端からはキチン質の注射針のような筒がのび,その先端は宿主の剛毛の根もとの膜を突き破る。…
※「ケントロゴン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」