世界大百科事典(旧版)内のゲラニインの言及
【民間薬】より
…民間薬の代表とされるゲンノショウコは,その効きめの確かさが〈現の証拠〉というところから名づけられたといわれるが,その作用本体は長い間タンニンらしいということ以外はわからなかった。近年,複雑なタンニンの構造が決定されゲラニインと名づけられた。このタンニンが胃腸粘膜の保護と腸内殺菌にとくに好都合な性質をもっており,刺激性や腐食性の強い他の植物のタンニンとは異なることがわかってきた。…
※「ゲラニイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」