ゲーゲンバウア,C.(読み)げーげんばうあ

世界大百科事典(旧版)内のゲーゲンバウア,C.の言及

【形態学】より

…20世紀に入ってもその流れはダーシー・トムソンなどによって継承された。 19世紀後半にはK.ゲーゲンバウアーやヘッケルにより,進化論を指導原理として医学および博物学に由来する比較解剖学が統合され,さらに古生物学の発展が加わって現代の比較形態学の基盤ができ上がったのである。 狭い意味での解剖学は生物体の構造を肉眼で見える範囲内で,つまり器官のレベルで調べ,記述し,一般性を探ることを目的とする。…

【相同】より

…このように相同が歴史的にとらえられるようになってから,比較解剖学は進化的相同の追究を中心課題とするようになり,その傾向は現在でも変わっていない。 19世紀末にドイツの比較解剖学者ゲーゲンバウアーKarl Gegenbaur(1826‐1903)は相同を〈特殊相同〉と〈一般相同〉の2群に整理したことがある。前者は異種生物間の狭義の相同で,これに完全相同(形や大きさは変わっても祖先型の構造がそのまま維持されている器官の相同)と不完全相同(構成要素に増減,合体,部分的消失などが起こり祖先型と等価でなくなった器官の相同)を区別する。…

※「ゲーゲンバウア,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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