世界大百科事典(旧版)内のコショウ交易の言及
【コショウ(胡椒)】より
…後期になってそれが廃れたようで,大田南畝は〈近頃まで市の温飩に胡椒の粉をつゝみておこせしが,今はなし〉と《奴師労之(やつこだこ)》に書いている。【鈴木 晋一】
[コショウ交易]
コショウは古代から近世までの東西交易における主要商品であり,西ヨーロッパ,中国で珍重された。ペッパーpepperはサンスクリット語のpippali(ナガコショウ)が転訛した語とされるが,インド産のものが中央アジアの通商路を経由して中国にもたらされたため,〈胡〉の〈さんしょう(椒)〉とよびならわされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」