世界大百科事典(旧版)内のコットンリンターの言及
【セルロース】より
…(1)種子の毛 ワタの種子の長い繊維である綿花は94%という高い割合のセルロースを含む。また,綿花を採った後の短い繊維であるコットンリンターも同じ高い割合でセルロースを含むので,銅アンモニアレーヨン,アセチルセルロースなどセルロース誘導体の原料となる。パンヤ繊維(カポック)は詰物に広く使用される。…
【リンター】より
…種子のついた綿花は実綿(じつめん)と呼ばれるが,実綿を綿繰機にかけると,綿花または原綿と呼ばれる長繊維(リント)が種子から分離される。この種子には短い繊維が残っており,これがコットンリンター,略してリンターと呼ばれる。リンターのついた種子は,綿繰機と同じ構造のリンター採取機にかけられ,長さ3mm以下のリンターが採取される。…
※「コットンリンター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」