世界大百科事典(旧版)内のコネリの言及
【沖縄[県]】より
…(3)各市町村の生活の中で地域住民がみずから演奏者となって伝承してきている,いわゆる民俗芸能である。
[宮廷芸能]
沖縄島を統一した15世紀の第一尚氏王統の時代から第二尚氏王統の初期にかけて,宮廷では儀式舞踊として巫女集団によるコネリ(舞踊の古語。ナヨリとも)などが行われ,また,饗宴の席などでは当時全盛のオモロが赤犬子(あかいんこ)などの歌人によってうたわれたようだが,当時中国から三弦が伝来し,やがて三線(さんしん)とよばれて宮廷奉仕の士族たちがつま弾くようになるとオモロはすたれ,かわりに8・8・8・6調の短歌(琉歌とよぶ)を士族たちがつくって,それを三線にのせてうたうようになった。…
※「コネリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」