世界大百科事典(旧版)内のコヒーレントな単位系の言及
【次元】より
…【中岡 稔】(2)物理学における次元 ある量を数量的に表すには適当な単位を決める必要があるが,単位の決め方には尺貫法やヤード・ポンド法のように各種の量の単位を互いに無関係に決めるやり方と,メートル法のように必要最小限の基本単位から一定の約束に基づいて次々に他の単位を決めていくやり方とがある。前者をインコヒーレントな単位系,後者をコヒーレントな単位系と呼ぶ。コヒーレントな単位系では基本単位の選び方を変えると,それに応じて他の量の単位も変わり,したがってその単位で表す同じ量の数値が変わる。…
※「コヒーレントな単位系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」