世界大百科事典(旧版)内の《コラリス・コンスタンティヌス》の言及
【イザーク】より
…各国の音楽様式を学んだイザークは,それらをミサ,モテット,世俗曲(シャンソンやフロットラ)などに反映させた。代表作は,コンスタンツ大聖堂参事会から依頼を受け,一年の主要な祝日のミサ固有式文を,主として4声の模倣対位法で作曲した《コラリス・コンスタンティヌス》である。また,各国語による世俗的な作品のうちの《インスブルックよ,さようなら》は,美しい旋律で後世プロテスタントのコラールに転用され,バッハがそれを《マタイ受難曲》等で用いていることで有名である。…
※「《コラリス・コンスタンティヌス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」