世界大百科事典(旧版)内のコルネマン,E.の言及
【ローマ没落史観】より
…それらは内因論と外因論に大別される。内因論のうちモンテスキュー以来の系譜を受けて政治的要因を重視するものとしては,2世紀末における元老院の権威失墜を重視するフェレロG.Ferrero,アウグストゥスの軍隊縮小政策を没落の主因とするコルネマンE.Kornemann,代議政体の欠如による統治者の孤立化と大衆の政治離れを重視するヘイトランドW.E.Heitlandらがいる。ギボンが強調した宗教的要因は,近年モミリアーノA.Momiglianoによりキリスト教会への最良者の吸収という形で再評価された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」