コルンカニウス,T.(読み)こるんかにうす

世界大百科事典(旧版)内のコルンカニウス,T.の言及

【ローマ法】より

…共和政期を通じて,法律は民会による立法および前286年以降は平民会議決により制定され,この時代には債務奴隷を廃止したポエテリウス=パピリウス法Lex Poetelia Papiria(前326),奴隷,家畜その他の物に対する不法行為を包括的に規定し,近代の不法行為法規律の基礎となったアクイリウス法Lex Aquilia(伝承では前286年)などが制定された。 前3世紀初頭のフラウィウスGnaeus Flaviusによる神官団の方式書集成の公表という伝承や,コルンカニウスTiberius Corncanius(前254年に平民としてはじめて神官団長pontifex maximusに就任)による公開での法解答の開始などは,神官団による法知識の独占が終了するに至ったことを示している。法的問題をかかえる当事者は,かつて神官団にその援助を求めたのと同様に,法学者にその法律行為の実行の助力,訴訟への助言,具体的事件に対する解答を求め,法学者はこれらの依頼の解決をその重要な任務として引き受け,またとくに,法律行為,訴訟の定式化に努力し,その集成と考えうる著作が伝えられている。…

※「コルンカニウス,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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