世界大百科事典(旧版)内のころり道心の言及
【てるてる坊主(照々坊主)】より
…西日本地方では,〈日和(ひより)坊主〉として白い坊主頭の人形を作るが,逆に雨乞いのときは,黒い坊主頭にしたという。茨城・福島両県では,〈ころり道心〉の名称でよばれ,日乞い,雨乞いのときに使われていた。人形は悪霊をこめて追い出すために用いられたのであるが,坊主頭の形をとるのは,天気祭の司祭者が,旅の僧の聖(ひじり)や修験者であったことを示唆している。…
※「ころり道心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」