世界大百科事典(旧版)内のコワレフスカヤのこまの言及
【独楽】より
…重力があっても重心が固定点ならば(1)に,ふつうのこまで軸の下端が床の一定点につねに接している場合は(2)に相当する。ところが,その後19世紀にS.V.コワレフスカヤが第3の場合として,対称軸のまわりの慣性モーメントIが,重心をとおりこれに垂直な軸のまわりの慣性モーメントI′の2倍に等しい場合(これをコワレフスカヤのこまという)が存在することを示した。 厳密な扱いはむずかしいので,以下では通常の対称こまについて概略の説明をする。…
※「コワレフスカヤのこま」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」