世界大百科事典(旧版)内のコントーショニストの言及
【曲芸】より
…この曲芸風のダンスは美しいというよりグロテスクで刀身の上でとんぼがえりをしたり,片足で踊ったり,綱の上で踊ったり,竿(さお)や刀の上でバランスをとる芸をおこなった。またコントーショニスト(骨なし曲芸師)は首に足をまきつけたり,足の間をとおした手で竿にぶらさがったりする芸当をみせ,これら旅芸人がすたれたのちまで,曲芸はなお人気をたもち,フェアfair(定期市)の余興に巡業して演じられ,のちには劇場に出演するようにもなった。19世紀になると曲芸師はミュージック・ホールやパントマイムに出演して人気を得,そこでアクロバティック・ダンスを見せ,喜劇のなかでなぐられたり,投げられたりする役を演じた。…
※「コントーショニスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」