世界大百科事典(旧版)内のコンプトン,W.の言及
【チューダー様式】より
…イタリアの彫刻家ジュリオ・ダ・マイアーノの手になる豪奢なルネサンス装飾を施したこの館は,ルネサンス風室内装飾と,煉瓦積みの壁と煙突に表れたチューダー様式の混在を示している。また,ヘンリー8世の寵臣ウィリアム・コンプトンはウォリックに自邸を建てた(1480‐1520)が,現在も見られるように,中庭のある構成,煉瓦積みの壁,非相称な建物の配置や煙突に,チューダー朝の典型を示し,その絵画的な効果は次のエリザベス朝時代の田園の住宅形式として受け継がれてゆく。【友部 直】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」