世界大百科事典(旧版)内のコーム文字の言及
【クメール文字】より
…クメール語を表記する文字で南インドの文字に由来するとされる。現在は,普通字体と,アクソー・ムールaksar mul(丸い文字)と呼ばれ,標題,看板,経典,パーリ語の表記などに用いられる,やや装飾的な意味をもつ字体の2種がある(タイでコームKhɔm文字と呼ばれるのは後者である)。筆記体と印刷体の区別はない。子音字母は33あり,若干の例外を除き,それぞれが二重子音の後の要素を表すときに用いる字体と,それ以外の場合に用いる字体の2種を有する。…
※「コーム文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」