世界大百科事典(旧版)内のゴタルゼスの言及
【パルティア】より
…パルティアが中国およびローマと初めて交渉をもったのも,彼の時代である。しかし,治世末期に王と貴族の対立が激化し,王弟ゴタルゼス1世Gotarzes I(在位,前91か90‐前80)が帝国西部において自立した。パルティアの混乱に乗じて,アルメニアのティグラネス2世(大王)はメディア・アトロパテネとメソポタミア北部を占領した。…
【ミトリダテス[2世]】より
…在世中,前漢武帝の使者が来訪し,前96年にはローマとの間に最初の協定が結ばれるなど,パルティアの国際的地位が確立された。しかし,末期になると王と貴族の対立が顕在化し,弟のゴタルゼス1世(在位,前91か90‐前80)が帝国西部に自立して,内的分裂が深められるにいたった。【佐藤 進】。…
※「ゴタルゼス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」