世界大百科事典(旧版)内のゴムルーン陶器の言及
【イスラム美術】より
…ティムール朝に続くサファビー朝の陶芸はアッバース1世(在位1588‐1629)の時代に隆盛期を迎えたが,独創的なものは少ない。イスファハーン,カーシャーン,ケルマーン,マシュハド,ヤズドなどの窯場で,ラスター彩陶器,単彩釉陶器,白釉透し彫陶器(ゴムルーン陶器)のほか,中国の青磁,青花,赤絵などの仿製品が焼成された。異色のタイプは,〈クバチ〉と呼ばれる彩画陶器である。…
※「ゴムルーン陶器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」