ゴルツの打腹実験(読み)ごるつのだふくじっけん

世界大百科事典(旧版)内のゴルツの打腹実験の言及

【ゴルツの反射】より

…ゴルツFriedrich L.Goltz(1834‐1902)は,カエルを用いて腹部壁をピンセットとか適当な棒で数回軽くたたくと心臓の拍動が減じたり,また停止することを見いだした。これは,打腹によって腹部の皮膚の皮膚と筋を支配する体性求心性神経と内臓を支配する内臓神経中の求心性繊維が興奮し,その情報が延髄に行き,心臓支配の迷走神経活動を高めるために,心臓の拍動が抑制される反射性反応であり,この現象をゴルツの反射あるいはゴルツの打腹実験と呼ぶ。ヒトでも,腹部を強く打ったり,あるいは腹部内臓の手術中に内臓を機械的に刺激すると,この反射によって心臓の徐脈あるいは心臓の拍動停止をきたすことがある。…

※「ゴルツの打腹実験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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