世界大百科事典(旧版)内のゴングロートの言及
【スウェーデン】より
…【田中 三千夫】
[音楽]
キリスト教布教以前にはスカルド詩の詩人たちが活躍し,スペルマンspelmanと呼ばれる楽師がヒンメル(チター型の弦楽器),ノーレルール(樺の樹皮で巻かれた長大なホルン),フィオール(フィドル),ニッケルハルパ(4弦楽器),クラリネット,ロートピーパ(羊飼の笛)等の民俗楽器を演奏し,また農民たちも日常歌と踊りに親しんでいた。 古い民俗音楽と踊りにはゴングロートgånglåtと呼ばれる行進の音楽や3/4拍子のポルスカpolska,バルスvals,カドリリュkadrilj(カドリーユのこと)といった舞曲などが土着のリズムに彩られ現在も聞かれる。一方,芸術音楽では民俗音楽を背景に11世紀以後キリスト教の普及にともなってウプサラ大聖堂を中心にグレゴリオ聖歌とこれにもとづくポリフォニーおよびオルガン奏楽が発達する。…
※「ゴングロート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」