世界大百科事典(旧版)内のゴンバーグ反応の言及
【ジアゾニウム塩】より
…ジアゾニウム塩の水溶液にベンゼン,アニソールなどを混ぜ,これに水酸化ナトリウム水溶液を加えると,アリールカップリングが起こりビフェニルまたはその誘導体が得られる。これはゴンバーグ反応と呼ばれ,ラジカル反応と考えられている。ジアゾニウム塩の窒素原子が残る反応としては,還元(塩化スズ(I)または亜硫酸ナトリウムを用いる)によるヒドラジン誘導体ArNHNH2の合成や,フェノールやアミン類との反応(ジアゾカップリングと呼ばれる)によるジアゾ化合物の生成があり,とくに後者は染料合成法として重要である。…
※「ゴンバーグ反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」