世界大百科事典(旧版)内のサクラてんぐ巣病の言及
【てんぐ巣病】より
…樹木の高い枝に出ると鳥の巣またはヤドリギに似た外観となり,ドイツ語などでは〈魔女のほうき〉と呼ばれる。サクラてんぐ巣病は子囊菌類の1種Taphrinaの寄生によって起こり,発病の多いソメイヨシノでは〈天狗巣ははやくも青い葉を出し〉(宮沢賢治)と歌われたように,開花期に病枝だけ葉を密生するのでよく目だつ。モミ類やアスナロのてんぐ巣病は銹病菌(担子菌)によって起こる。…
※「サクラてんぐ巣病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」