世界大百科事典(旧版)内のささやきの橋の言及
【橋】より
…橋や水辺は,神,とくに水神の示現する場所とされ,人通りの少ない暁や宵にそこに立って神意をうかがったので,朝占夕占(あさけゆうけ)とも呼ばれた。〈ささやきの橋〉の名称は,占いを求めてその橋を渡ると,神の霊示があるとされたことに由来する。京都島原の遊廓の前にあった〈思案橋〉は,橋占のためにその上をしばらく行きつ戻りつしたことにちなんでおり,その脇には見返り柳のような神の宿る木も植えられていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」