世界大百科事典(旧版)内のサブ・カーストの言及
【カースト】より
…すなわち,カーストの成員は自分と同じカーストに属する者と結婚する義務がある(内婚)と同時に,同一カースト内の特定の集団に属する者とは結婚できない(外婚)。内婚の範囲はカーストの大小や地理的条件によって多様であるが,大きなカーストの場合,その内部がさらに幾つかの内婚集団(サブ・カースト)に分かれていることが多い。ただし,上位カーストの男性と下位カーストの女性との結婚がおおめに見られることがあり,また南インドのケーララ地方に住むナンブードリ・バラモンと母系のナヤール・カーストの間に見られるような,異カーストの間の通婚関係が慣行として定着した例もある。…
※「サブ・カースト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」