サマリア五経(読み)さまりあごきょう

世界大百科事典(旧版)内のサマリア五経の言及

【聖書】より

…【土岐 健治】
〔聖書の翻訳と解釈〕

【古代語訳】
 聖書の古代語訳とは,近代各国語訳に対して用いられる場合と,旧約の標準本文としてユダヤ教団で伝承されてきた〈マソラ本文〉以外の非マソラ系古代本を含む場合がある。〈サマリア五経〉(あるいは〈サマリア五書〉)は後者の例であり,ヘブライ語の一方言としてのサマリア語で書かれ,ユダヤ教団からサマリア派教団の分離(前2世紀ころ)後,サマリア派教団の権威的正典として伝達されてきたもので,内容としては〈モーセ五書〉に《ヨシュア記》以後の歴史の要約を付したものである。現存写本で最も古いものは後11世紀以後のものであるが,この本文の型が紀元前に由来することは〈死海写本〉断片で確かめられる。…

※「サマリア五経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む