世界大百科事典(旧版)内のサラマンカ,A.の言及
【銅版画】より
…ラファエロの絵画・素描の複製を専門とし,19世紀まで古典主義の手本として永く大きな影響を及ぼしたのはイタリアのM.ライモンディであった。彼とラファエロを仲介したバビエラBavieraは版元の先駆と考えられるが,1527年の〈ローマ劫掠〉後はサラマンカAntonio Salamanca(1500ころ‐62),次いで,フランス人ラフレリAntoine Lafréry(1512‐77)がそれを継ぐ。 北方ではH.コックの店〈四方の風Aux Quatre Vents〉が1548年からアントワープにこのような版元制度を導入した。…
※「サラマンカ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」