世界大百科事典(旧版)内のサルフェートパルプの言及
【パルプ】より
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[化学パルプ]
繊維間を結合しているリグニンを薬品で溶解させてパルプとするので,カラマツのように溶解しやすい成分の多い木はパルプの収率が低く,不適当である。(1)クラフトパルプ(硫酸塩パルプ,サルフェートパルプ) 以前は未漂白のまま使う濃茶色のパルプをクラフトパルプ,漂白して使用するようなクラフトパルプを硫酸塩パルプと使い分けていたが,今日ではほとんど区別していない。クラフトパルプは苛性ソーダと硫化ナトリウムを主成分とする薬液をチップに加え,約170℃に加熱してリグニンおよび一部のヘミセルロースを溶出して作る。…
※「サルフェートパルプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」