世界大百科事典(旧版)内のサント・ジュヌビエーブ教会の言及
【テンピェット】より
…柱式とドームを巧みに組み合わせた調和的構成,全体と細部にわたる厳密かつ明快な比例,初層のドリス式オーダーに代表される正しい古典的意匠のゆえに,ルネサンス建築の根幹をなす古典美と比例的調和の理念を具現した理想建築として,すでに同時代から賞賛されてきた。ロンドンのセント・ポール大聖堂,パリのサント・ジュヌビエーブ教会(パンテオン)の大ドームの意匠も,この円堂の外観に負うところが大きい。【日高 健一郎】。…
※「サント・ジュヌビエーブ教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」