世界大百科事典(旧版)内のザアカイの言及
【枝の主日】より
…キリストはロバに乗り,使徒たちを従えて進んでゆく一方,エルサレムの城門からはおとなや子どもたちが衣やシュロやオリーブの枝を道に敷いて迎えに出る。樹に登って見物する人物(取税人の長ザカエウス,ザアカイともいう)の挿話は外典(《ニコデモ福音書》)に語られている。中世末期に,とくにドイツなどで,車輪つきのロバにまたがるキリストの素朴な木彫像が〈枝の主日〉の行列のために数多くつくられた。…
※「ザアカイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」