ザクセン部族法典(読み)ざくせんぶぞくほうてん

世界大百科事典(旧版)内のザクセン部族法典の言及

【ゲルマン部族法】より

…中世初期におけるゲルマン諸部族の法。とくに5世紀後半から9世紀初頭にかけて成立した諸部族法典を指す。卑俗ラテン語で記録され,内容的には贖罪(しよくざい)金(ブーセ)の規定や訴訟法的規定が多い。私法的規定は少数であり,国制,行政法にいたってはほんのわずかである。当該部族民にのみ適用される属人法であった。諸部族法典は,成立の時期と条件を異にする三つのグループに大別される。 第1は,ローマ帝国領内に定住したゲルマン人の法記録。…

【ザクセン】より

…この結果,早くもルートウィヒ1世治下の831年までには,改宗してまだ日の浅いザクセン全域を九つの司教区がおおい,教会組織の基礎は整えられた。またカール大帝は800年より少し遅い時期に〈ザクセン部族法典Lex Saxonum〉をラテン語で編纂,記述させたが,この成文法の現実妥当性はきわめて疑問視されている。なお,福音書から題材をとった長編叙事詩《ヘーリアント》は,840年ごろに書かれた古ザクセン語の最古,最重要の作品である。…

※「ザクセン部族法典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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