世界大百科事典(旧版)内のシェンク,A.の言及
【札幌冬季オリンピック大会】より
…70m級純ジャンプで笠谷幸生,金野昭次,青地清二が金,銀,銅メダルを独占,冬季大会で初優勝した。外国選手では男子スピードスケートの三冠王シェンクArd Schenk(オランダ),女子アルペンスキーで二冠を獲得したナディヒMarie‐Theres Nadig(スイス)らが活躍,女子フィギュアスケートのジャネット・リン(アメリカ)が人気を集めた。札幌大会では商業主義の進出問題がとり上げられ,国際オリンピック委員会(IOC)は大会直前にアルペンスキーのシュランツKarl Schranz(オーストリア)の参加資格を否認,将来に問題を投げかけた。…
【スケート】より
…
【スピードスケートspeed skating】
スピードスケート王国として君臨してきたのはノルウェー,スウェーデン,フィンランドの北欧3国であるが,近年ではアメリカ,ロシア,オランダ,ドイツ,日本などが頭角を現している。なかでも,1912年の世界選手権で4種目を完全制覇し,14年につくった1500m世界記録が23年間破られなかったO.マティーゼン(ノルウェー),24年と28年のオリンピックで計5個の金メダルを獲得したC.ツンベルグ(フィンランド),28年と36年のオリンピックで4個の金メダルのI.バラングルード,52年に1万mで世界記録を出し,同年のオリンピックでは大差をつけて金メダル3個を獲得したH.アンデルセン(ノルウェー),56年と60年のオリンピックの500mと1500mに優勝したY.グリシン(ソ連),札幌オリンピック(1972)で500mを除いて三冠王となり,2週間後の世界選手権で4種目制覇したA.シェンク(オランダ),77年以後3年間の世界選手権大会と80年のオリンピック(5種目)で全種目に優勝し続けたE.ハイデン(アメリカ)らの名は永く記憶されるであろう。女子は世界選手権大会が1936年から,オリンピック種目が60年からと遅れたが,L.スコブリコーワ(ソ連)らの名選手を生んでいる。…
※「シェンク,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」