世界大百科事典(旧版)内のシャリーフ・パシャの言及
【クルド】より
… 20世紀に入るとクルド族の自治・独立を求める運動・反乱が起きてくる。オスマン帝国末期,スウェーデン大使を務めたクルドの知識人シャリーフ・パシャは第1次大戦を終結させるパリ講和会議が民族自決を認める方針を打ち出すと,1920年セーブル条約にクルド国家の建設を明示させることに成功した。しかし,23年,トルコ共和国大統領ケマル・アタチュルクがこの条約を破棄したため,このパン・クルド主義的な国家構想は幻に終わった。…
※「シャリーフ・パシャ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」