シャルカリシャリ(読み)しゃるかりしゃり

世界大百科事典(旧版)内のシャルカリシャリの言及

【アッカド】より

…この時代にバビロニア北部でセム人要素とアッカド語が支配的となり,以後この地がアッカド,後のバビロニア地方が〈シュメール・アッカド〉と呼ばれるにいたった。伝承の伝えるサルゴンの56年の長い治世,その子リムシュおよびマニシュトゥシュの計24年,後者の子で祖父サルゴンと並び称せられる大征服者ナラムシンの37年,その子シャルカリシャリの25年,計5代142年の治世年数は,ほぼ信頼しうる。1度の兄弟相続を除いて親子継承が行われ,かつそれぞれ相当長い治世年数を有したことは,各王の即位時や治世末期の宮廷陰謀とシュメール都市の大反乱,またたび重なる蛮族侵入にもかかわらず,5代100余年にわたって王国が維持されたことを示す。…

※「シャルカリシャリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android