世界大百科事典(旧版)内のシュテルモール遺跡の言及
【ハンブルク文化】より
…ドイツ,ハンブルク近くのマイエンドルフMeiendorf遺跡を標準遺跡とする後期旧石器時代文化。前1万2000‐前9000年ころにあてられる。分布は北ドイツを中心とし,氷床が後退した直後のツンドラ的景観の中に,トナカイの狩猟民が進出した証拠を認めることができる。東方系グラベット文化か,周辺のマドレーヌ文化から続くと考えられている。トナカイの角に幾何学文を施した角器などの骨角器のほかに,多くの石器がみられるが,特徴的なものは有肩尖頭器およびツィンケンZinkenである。…
※「シュテルモール遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」