世界大百科事典(旧版)内のシュレンケの言及
【尾瀬ヶ原】より
… 原を上空から眺めると,各所に指紋状,レース状,はしご状,墨流し様の模様が見られる。これらは泥炭でできた帯状の高まりと紡錘形の凹みからなる微地形複合体で,前者をフィンランド語でケルミ,後者をドイツ語でシュレンケという。比高がせいぜい20~30cmしかないので夏の植物の繁茂している時期にははっきりしないが,植物の枯れた時期には地上でも明確に識別できる。…
【湿原】より
…ミズゴケ類でもり上がった小凸地hummock(ブルト)には,レンゲツツジ,ヒメシャクナゲ,ノリウツギなどの低木や,ヤマドリゼンマイ,ヌマガヤなどが生育する。小凹地hollow(シュレンケ)や湛水(たんすい)シュレンケpoolには,ミカヅキグサ,ヤチスギラン,ホロムイソウなどや,ハリミズゴケ,ウツクシミズゴケなどの半水生のミズゴケが生育する。池塘(ちとう)pond(ブレンケともいう。…
※「シュレンケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」