世界大百科事典(旧版)内のシューニヤの言及
【無我説】より
…苦であるから無我である〉という論理で,あるいは〈あらゆる存在は因と縁とにより生じたものであるから無我である〉という縁起説の立場より否定した。大乗になって,無我は空(くう)(シューニヤśunya)という語によって表現された。また人無我(生命的存在の非実体)と法無我(事物的存在の非実体)とが唱えられ,小乗は人無我のみを主張するのに対し,大乗は人法二無我を主張した。…
※「シューニヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」