世界大百科事典(旧版)内の《ショメル日用百科事典》の言及
【コーヒー】より
…また,飲用が広まるにつれて,それまでエチオピアやアラビアでしか産しなかったコーヒー豆は,ヨーロッパ諸国の植民地拡大にともなって,東南アジア,中南米,中央アフリカなどでも産出されるようになった。 日本には安永年間(1772‐81)までにフランスの《ショメル日用百科事典》のオランダ語訳が入手され,それによって17世紀末までのくわしいコーヒー知識が伝えられた。この書はその後幕命により馬場佐十郎,大槻玄沢らの蘭学者が日本語訳を行い,《厚生新編》と名づけられたが,その第28巻〈雑集〉の〈コッヒイ〉の項は1万語にも及ぶ。…
※「《ショメル日用百科事典》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」